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[TABF2019/TALK EVENT] 7/13(土) Fw:Books 「From Here to There, from There to Here」

Added on by Yusuke Nakajima.

7月12日(金)より4日間開催されますTokyo Art Book Fair 2019でオランダの出版社、Fw:Books(エフダブリュー・ブックス)のトークイベントが開催されます。

©︎Fw:Books

Fw:Booksはオランダ・アムステルダムを拠点としている出版社で主に現代写真に特化した出版を手がけています。
POSTでも昨年末に出版社特集を組み、またFw:Booksを主宰しているHans Gremmen(ハンス・グレメン)によるトークイベントも開催いたしました。
http://post-books.info/news/2018/11/24/talk-event-hans-jaap

今回Tokyo Art Book Fairで開催されるトークイベントにはレーベルの立ち上げメンバーであるKarin Krijgsman(カリン・クリスマン)とDieuwertje Komen(ディビジェ・コーメン)をお招き致します。 

彼らは写真という実態のないユニークなメディアを使用して本作りをすることを、新しい作品を作ることの選択肢として捉えています。
Fw:Booksのこれまでの歴史を振り返りながら、ブックデザインや出版活動についてお話を伺う絶好の機会です。
ぜひふるってご参加下さい。

詳細はこちらをご確認ください。
https://tokyoartbookfair.com/events/15749/

【イベント概要】
イベントタイトル: From Here to There, from There to Here
開催日時: 7月13日(土)
   13:15 受付開始
13:30-15:00 トークイベント
参加費: 1,000円
チケット予約制です。ご予約はこちらよりお願いいたします。
http://ptix.at/OlvBWj

[Talk Event] here and there vol.13 HYACINTH REVOLUTION issue: 発行記念トークイベント

Added on by Yusuke Nakajima.

創刊から15年を超えるバイリンガルのインディペンデント・メディア『here and there』。3年ぶりの最新刊vol.13刊行にあたり、主宰する林央子のパーソナルな編集姿勢をさまざまな側面からゲストとともに考えるトークイベントを開催します。

私は2017年から2018年にかけての冬、いろいろな人にいろいろなタイミングでこえをかけてヒアシンスを育ててもらう、という行為を数ヶ月続けた。…人と出会うこと、人に話しかけること、人とつながることで、どうにもならないと思い込んでいた事態が発展をみたり、好転へのきっかけにつながること。私がしばらく『here and there』をつくらず潜伏していた期間には、そんなことを痛感する体験が何度も訪れました。…結果を予想出来ない事態や、予想をこえた出来事を、ドキドキしながら見守る時間を、ひとりひとりの生活のなかで見せてくださったみなさまに、こころから感謝いたします。この一冊を手にとってくださったみなさまもまた、日々、気がつかないうちに出会いのなかで、新たな種子を蒔いているのです。ちょっと足をとめてあたりをみまわし、そんなことを想像していただくきっかけになればと思ってこの一冊を編んでいました。楽しんでいただければ幸いです。

(林央子 序文「ヒアシンス革命のこと」より抜粋)

<トークイベント>

here and thereの編集

13冊目にあたる最新号HYACINTH REVOLUTION issueにおける参加型メディアとしての編集姿勢と制作過程(主婦・アーティスト・編集者など周囲の人々にヒアシンスの育成を誘いかけながら一冊を編みあげていく作業)について語り明かします。

日時:2018年9月9日(日) 15:00 - 16:30(受付は14:30スタート)
会場:POST 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3-1F
登壇者:伊藤貴弘、林央子
要申込
定員:35名
参加費:1,000円

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プロフィール

伊藤貴弘(いとう・たかひろ)
1986年東京生まれ。武蔵野美術大学美術館・図書館を経て、2013年より東京都写真美術館に学芸員として勤務。主な企画展に「長島有里枝 そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」「いま、ここにいる」など。森栄喜、ミヤギフトシほか参加予定のグループ展「小さいながらもたしかなこと」を準備中。

林央子(はやし・なかこ)
編集者。1966年生まれ。自身の琴線にふれたアーティストの活動を新聞、雑誌、webマガジンなど各種媒体への執筆により継続的にレポートする。資生堂『花椿』編集部に所属(1988-2001)の後フリーランスになり、2002年『here and there』の出版を開始。著書に『拡張するファッション』ほか。
hereandtheremagazine.com

 

アーティストの本づくりと、編集の自由
アーティストが自主的に企画する本と、編集者が自発的に企画する雑誌。それぞれの作品の個性について語り合いながら、編集の自由について考えます。

日時:2018年9月16日(日) 15:00 - 16:30(受付は14:30スタート)
会場:POST 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3-1F
登壇者:田村友一郎、大谷将弘(PUGMENT)、林央子
要申込
定員:35名
参加費:1,000円

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プロフィール

田村友一郎(たむら・ゆういちろう)
1977年富山県生まれ。熱海市在住。アーティスト。既にあるイメージや素材に独自の関係性を導き出し再構築することで時空を超えた新たな風景や物語を立ち上げる。
damianoyurkiewich.com


PUGMENT(パグメント)
1990年東京生まれの大谷将弘(おおたに・まさひろ)と今福華凛(いまふく・かりん)が設立。ファッションにまつわるイメージと人間の営みにより衣服の在り方が変化する過程を制作行程に組込み、既にあるものに別の視点を持つための衣服を発表する。
pugment.com

参加をご希望の方は post@post-books.jp まで
・お名前
・お電話番号
・参加希望日:9/9(日) or 9/16(日)
・参加人数
・登壇者への質問事項
を明記のうえお申し込みください。

皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。

[Talk Event] 2018/8/3(金): 市川孝典×小瀬村晶(Akira Kosemura)×中島佑介(POST)

Added on by Yusuke Nakajima.

2018/7/27(金)より開催いたします市川孝典個展「Hello, stranger!」の会期中関連イベントとして、8/3(金)19:00よりトークイベントを開催する運びとなりました。
ゲストには、音楽家のAkira Kosemura(小瀬村晶)氏をお招きいたします。
お誘い合わせのうえ、ふるってご参加ください。

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<トークイベント>
日時:2018年8月3日(金) 19:00 - 20:30(受付は18:30スタート)
会場:POST 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3-1F
登壇者:市川孝典、小瀬村晶(Akira Kosemura)、 中島佑介(POST)
要申込
定員:35名
参加費:1,000円

ご参加をご希望の方は post@post-books.jp まで
・お名前
・お電話番号
・参加人数
を明記のうえお申し込みください。

プロフィール

小瀬村晶(Akira Kosemura)

1985年6月6日東京生まれ。
在学中の2007年にソロ・アルバム「It’s On Everything」を豪レーベルより発表しデビュー。同年、自身のレーベル「Schole Records」を設立。以降、ピアノや弦楽器、シンセサイザー、フィールドレコーディングを用い、様々なジャンルをクロスオーバーさせた作品を数多く発表し好評を博す。映画音楽や舞台、CMなどでの分野でも活躍し、主な作品に、柳楽優弥が主演した映画「最後の命 (松本准平監督)」、佐藤勝利と橋本環奈がW主演した映画「ハルチカ (市井昌秀監督)」、コンテンポラリーバレエ公演「MANON (キミホ・ハルバート演出/振付)」、au 三太郎 TV-CM、ミラノ万博日本館展示作品などがある。近年では、IKEA、NIKON、KINFOLK、RADOといった国際企業とのコラボレーションも多く、米国音楽メディア「Pitchfork」、豪州最大規模の発行部数を誇る新聞紙「THE AGE」、フランス公共放送「FIP」にてその才能を賞賛されるなど、国内外から注目される作曲家である。2016年には、米アーティスト、デヴェンドラ・バンハートを客演に迎えたシングル「Someday」を発表。2018年7月現在、米テレビシリーズ「Love Is___」の音楽を担当し、オプラ・ウィンフリー・ネットワーク(OWN)にて全米オンエア中。

[Talk Event] 2018/5/22(火): 3 publishers from Switzerland

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、スイスのアートブック出版を牽引する3つの出版社を招いたトークイベントを開催します。

ゲスト:ラース・ミュラー(Lars Müller Publishers)
    クリスチャン・シュワイツァー(Edition Patrick Frey)
    パトリック・シュネーベリ(Scheidegger & Spiess)

Lars Müller Publishers

1冊のアートブックは作家や写真家の作品そのものだけでなく、編集やグラフィックデザイン、印刷や造本といった様々な要素によって成り立っています。
その制作過程では、関係者同士のコミュニケーションを円滑化し、協働がスムーズに行えるような環境作りを担う出版社の役割は大きく、本の最終的な仕上がりは出版社の仕事にかかっていると表現しても過言ではありません。

今回登壇する3つの出版社は、豊かなデザインの歴史を持つスイスを拠点としながら30年以上の歴史を持ち、良質なアートブックを刊行し続けてきただけでなく後の世代にも大きな影響を与え、今日のスイス出版文化を築いてきたブックメイカーです。
このトークイベントは、それぞれの出版社がこれまでに刊行してきたアートブック、そしてそれぞれの出版社が注目する気鋭の出版社による刊行物を事例としながらスイスの出版文化を紹介しつつ、普遍的に共通するアートブック出版の文化的価値を検証する試みです。
アートブックにまつわる環境が変化している現在、出版がどんな意義を持っているのか、出版文化の最先端を切り拓いてきたブックメイカーによる貴重な見識が交わされます。

Edition Patrick Frey

<開催概要>
日時:2018年5月22日(火) 19:00 - 20:30(18:30開場)
場所:POST
登壇者:ラース・ミュラー(Lars Müller Publishers)
    クリスチャン・シュワイツァー(Edition Patrick Frey)
    パトリック・シュネーベリ(Scheidegger & Spiess)
定員:35名
参加費:1,000円(税込)
要予約

ご参加をご希望の方は、件名に「5/22(火)トークイベント参加希望」、本文に以下の必要事項をお書き添えのうえ、post@post-books.jpまでお申し込みください。
・お名前
・お電話番号
・ご参加人数

Scheidegger & Spiess

<登壇者(出版社)詳細>
Lars Müller Publishers
スイス、バーデンを拠点とする出版社で、ノルウェー人であるラース・ミュラーが1983年に設立。
現在までに400を超えるタイトルを出版。
自身もデザイナーとして活躍するラース・ミュラーの手がける書籍の数々は、「Helvetica: Homage to a Typeface」に代表されるように建築、デザイン、コンテンポラリーアートといった幅広い題材をユニークな視点から編 集/提起してきた。
彼らが出版活動の目的を「見る目を養う場所」と明示している徹底した本作りは、世界的なヴィジュアル関係出版社の中でも定評を獲得している。
https://www.lars-mueller-publishers.com/

 

Edition Patrick Frey
創設者パトリック・フレイによって1986年に設立された。活動の拠点はスイス、チューリッヒに置かれている。
これまでに250冊以上の書籍を刊行し、いずれのタイトルもレアブックと称される。
その理由は単に出版部数が少ないからではなく、ユニークなもの、今までなかったもの、誰も出版しないであろうものを作るように心がけているからだ。
Edition Patrick Freyは、主にスイスのアーティストとのコラボレーションが多いが、常に国境を越えた場所での本の役割を視野に入れ、国際的アーティストとのコラボレーションも手がけている。
また、特に若いアーティストのために初めての出版機会としてのプラットフォームを提供するという目的もある。
現在では年間12冊の本を制作しており、主に写真、アート、また日常生活やポピュラーカルチャーを扱ったプロジェクトに関するテーマにフォーカスを当てている。
https://www.editionpatrickfrey.com/

 

Scheidegger & Spiess
1962年に設立、アートや写真、建築を主題とした本を刊行する、スイスを代表するアート系出版社のひとつ。
アーティストや建築家、写真家たちと の協働で制作する書籍は、入念な編集作業のもと美しいプロダクトへと昇華され、視覚的にも惹きつけられるクオリティの高いブックデザインはこの出版社の誇る特徴でもあり、アイデンティティにもなっている。
http://www.scheidegger-spiess.ch/

[Exhibition] ARTIST | WORK | LISSON

Added on by Yusuke Nakajima.

1967年の設立以来、世界的なアーティスト達と共に現代アートシーンに大きなインパクトを与え続けているイギリスを代表する老舗アートギャラリー「LISSON GALLERY」。2017年に創立50周年を迎えた同ギャラリーが、これまでのアーティスト達との歩みやギャラリーの歴史を貴重な資料を元に制作したアーカイブブック『ARTIST | WORK | LISSON』の刊行を記念し、 POSTでフェアを開催いたします。

『ARTIST | WORK | LISSON』は、マリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramović)に始まり、アイ・ウェイウェイ(Ai Weiwei)、ローレンス・ウィナー(Lawrence Weiner)まで、同ギャラリーに所属してきたアーティスト達をアルファベット順に掲載。1000 ページを超えるボリュームとなる同書には、同ギャラリーで行われてきた 150 名以上のアーティスト達による 500 以上に及ぶ展覧会記録と共に、この半世紀で重要とされてきた批評家達が寄せたテキストやレビュー、過去出版物からの抜粋などが添えられる形で収録。これらのアーカイブの中には、リチャード・ディーコン(Richard Deacon)によるスケッチやソル・ルウィット(Sol LeWitt)が手書きで残したカタログレイアウト、更にはカール・アンドレ(Carl Andre)の書いたインスタレーションの指示書にダン・グラハム(Dan Graham)の展覧会メモに加え、アーティスト達がギャラリーの創設者、ニコラス・ログズデイル(Nicholas Logsdail)に宛てたポストカードなど、多種多様な資料も収められており、非常に充実したコレクションが詰まった1冊となっています。

本書のデザインはオランダ人デザイナー、イルマ・ボーム(Irma Boom)によって手掛けられ、表紙には、1970 年代から同ギャラリーに所属してきたフランス人アーティスト、ダニエル・ビュレン(Daniel Buren)が特別に制作したアートワー クが起用されています。

今回のフェアでは、LISSON GALLERY が所属アーティスト達に依頼をし、特別に制作された各アーティスト 10 部限定のリミテッドエディションも展示販売。アーティストが直接カバーにアートワークを施した“ハンドメイドエディション ” と、本書の為に提供されたアートワークをデジタルプリントした“デジタルエディション”の2種類をセレクトしご紹介します。その他、本書デザイナーのイルマ・ボームが本フェアの為に特別にデザインをしたポスターや、同ギャラリー のトートバッグなどの関連グッズも展開します。

また今回のフェア開催に伴い、LISSON GALLERY より『ARTIST | WORK | LISSON』の編集者であり同ギャラリーのコンテンツ・チーフを務めるオシアン・ワード(Ossian Ward) が来日し、TARO NASUでの個展「Moonlighting」(5月19日〜6月16日)開催に伴い来日となるライアン・ガンダー(Ryan Gander)をゲストに迎えてのトークイベントを開催いたします。

展示概要

会期:2018年5月15日(火)〜 6月3日(日) 
住所:東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:12:00-20:00 / 月曜定休
電話:03-3713-8670
http://post-books.info
企画:twelvebooks
協力:LISSON GALLERY、TARO NASU

アーティストトーク

日時:2018年5月18日 (金) 17:30-18:30 ※17:00 開場
場所:POST
登壇者:Ryan Gander
定員:35 名
料金:1,000 円(税込)

※2018/5/16(水)追記
本イベントは定員に達したため、お申込を締め切らせていただきました。


ライアン・ガンダー「Moonlighting」
日程:2018年5月19日(土) - 6月16日(日)
場所:TARO NASU
住所:東京都千代田区東神田1-2-11
時間:10:00-18:00 / 日月祝 休
詳細:http://www.taronasugallery.com/exhibition/forthcoming/

Ryan Gander_photo by Freeman Abayasekera.jpg

作家略歴
ライアン・ガンダー | Ryan Gander
1976年イギリス、チェスター生まれ。イギリスとオランダで美術を学び、現在ロンドンを拠点として活動する。2000年代初頭より、CCAワット・インスティテュート現代美術館(2007)やアムステルダム市立美術館(2007、2003)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(2010)、パレ・ド・トーキョー(2012)など世界中の現代美術館で数多くの個展を開催、またドクメンタや各地のビエンナーレをはじめとした展覧会へも参加し、受賞を重ねる。日本では銀座メゾンエルメス(2011)国立国際美術館(2017)などで個展を開催。作品はテート・モダン等世界各国の美術館に所蔵されている。

 

書籍概要

タイトル:『ARTIST | WORK | LISSON』
ページ:1,152 ページ
サイズ:297 x 210 mm
ISBN:978-0-947830-63-2

刊行年:2017 年
出版社:LISSON GALLERY
国内流通:twelvebooks
価格:12,000 円(税別)

リミテッドエディション / 参加アーティスト

ハンドメイドエディション:
リチャード・ロング(Richard Long)/ マリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramović)/ リチャード・ディーコン (Richard Deacon)/ アンジェラ・デラクルス(Angela de la Cruz)/ ライアン・ガンダー(Ryan Gander)/ クリスチャン・ ヤンコフスキー(Christian Jankowski)/ ジョイス・ペンサトー(Joyce Pensato)/ スタンレイ・ホイットニー(Stanley Whitney)

デジタルエディション:
アイ・ウェイウェイ(Ai Weiwei)/ コリー・アーケンジェル(Cory Arcangel)/ アート & ランゲージ(Art & Language)/ ア ダム・ブルームバーグ & オリバー・チャナリン(Adam Broomberg & Oliver Chanarin)/ トニー・クラッグ(Tony Cragg)/ シール・フロイヤー(Ceal Floyer)/ スペンサー・フィンチ(Spencer Finch)/ カルメン・エレーラ(Carmen Herrera)/ アニッ シュ・カプーア(Anish Kapoor)/ ティム・リー(Tim Lee)/ 宮島達男 / ジョナサン・モンク(Jonathan Monk)/ ジュリアン・ オピー(Julian Opie)/ フロリアン・プムヘスル(Florian Pumhösl)/ ラシッド・ラーナ(Rashid Rana)/ ヨリンデ・フォー クト(Jorinde Voigt)/ チャード・ウェントワース(Richard Wentworth)

LISSON GALLERY | リッソンギャラリー
イギリス人アートディーラー、ニコラス・ログズデイル(Nicholas Logsdail)によって設立されたアートギャラリー。 1967 年の設立以降、数多くのアーティストたちのキャリア発展に大きく貢献してきており、出身アーティストにはソ ル・ルウィット(Sol LeWitt)やリチャード・ロング(Richard Long)といったミニマル・アートやコンセプチュアル・アー トの重鎮に加え、アニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)やリチャード・ディーコン(Richard Deacon)、シラゼ・ハウシャリー(Shirazeh Houshiary)、トニー・クラッグ(Tony Cragg)らイギリスを代表する彫刻家たちが名を連ねる他、アイ・ウェイウェイ(Ai Weiwei)やダニエル・ビュレン(Daniel Buren)、ライアン・ガンダー(Ryan Gander)、宮島達男、ジュリアン・ オピー(Julian Opie)など国際的なアーティストを数多く取り扱う。2017 年にギャラリー創立 50 周年を迎えた。www.lissongallery.com

同時開催
LISSON GALLERY 50th ANNIVERSARY『ARTIST | WORK | LISSON』刊行記念フェア

会場:代官山 蔦屋書店
会期 : 2018 年 5 月 11 日(金)〜 27 日(日)
住所:東京都渋谷区猿楽町 17-5
営業時間 : 7:00 ~ 深夜 2:00 (店舗営業時間に準ずる)
電話 : 03-3770-2525
http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2018/04/lisson-gallery-50th-anniversary-artist-work-lisson.html
企画:twelvebooks
協力:LISSON GALLERY、Tatsuo Miyajima Studio

アーティストトーク

日時:2018年5月11日(金)19:30-21:00 ※19:15 開場
場所:代官山 蔦屋書店 1 号館 2 階 イベントスペース
登壇者:宮島達男、Ossian Ward
定員:70名
料金:『ARTIST | WORK | LISSON』購入(12,000 円 / 税別)もしくはイベント参加券(1,500 円 / 税込) http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2018/04/lisson-gallery-50th-anniversary-artist-work-lisson-1.html

[Talk Program] SPOT 田中義久:関連トークプログラム ①2018/3/28(水) ②2018/4/6(金)

Added on by Yusuke Nakajima.

現在POSTで開催中の展覧会 [SPOT: 田中義久] に合わせたトークプログラムを開催します。

本企画では [idea No.381 越境の遍歴 田中義久のパースペクティブ] にテキストを寄せるデザイナーや編集者、関係者をゲストに招き、 誌面には書かれていない田中義久の遍歴を辿ります。

第1回目
日時:2018年3月28日(水) 19:00 - 20:30(18:30開場)
登壇者:大原大次郎、田中義久
参加費:500円

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大原大次郎
1978年神奈川県生まれ。
2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。 同年omomma設立。
タイポグラフィを基軸としたデザインワークや映像制作に従事するほか、 展覧会、ワークショップ、出版、パフォーマンスなどを通して、 言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを多数展開する。
2014年JAGDA新人賞、東京TDC賞受賞。
http://oharadaijiro.com/



 

第2回目
日時:2018年4月6日(金) 19:00 - 20:30(18:30開場)
登壇者:古賀稔章、田中義久、中島佑介(POST)
参加費:500円

古賀稔章
1980年福岡県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。雑誌「アイデア」の編集者を経て、近年は、グラフィックデザインやタイポグラフィに関する執筆・翻訳・研究活動を個人として行う一方、アーティストやデザイナーとの協働による印刷物の編集や批評的実践にも自発的に関わる。
生活文化誌「疾駆」で連載中。


中島佑介
1981年長野生まれ。ブックショップ「POST」代表。
ブックセレクトや展覧会の企画、書籍の出版、DOVER STREET MARKET GINZAをはじめとするブックシェルフコーディネートなどを手がける。
2015年からはTOKYO ART BOOK FAIRのディレクターに就任。
http://post-books.info/



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ご参加をご希望の方は post@post-books.jp まで
・お名前
・お電話番号
・参加希望日:3/28(水) or 4/6(金)
・参加人数
を明記のうえお申し込みください。

[Event] EASTERN vol.2 「釣りに行こう」 東京会場プログラム

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、VOSTOKが企画・主催するイベント「EASTERN vol.2」の東京会場として、ふたつのプログラムを開催する運びとなりました。

EASTERNとは、東京と根室のふたつの東から育まれていくもの、出会うものを通して、これからの新しい暮らしを一緒に探っていくプロジェクトです。

vol.2のテーマは「釣りに行こう」。
釣りをキーワードにした展示やワークショップ、オリジナルプロダクトの販売をいたします。
ぜひお越しください。


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EASTERN vol.2 「釣りに行こう」
No.1 Talk show・slide installation
「東端に立つ」


第2回目のEASTERNでは最も身近な狩猟としての「釣り」をテーマとしました。
釣りをしていると、時間や環境の循環など見えないものが見えてくることがあります。
フィールドワークから見えない時間を感じさせる写真を撮られている津田直さんのトークショーを開催。また「東端に立つ」スライドショーを上映します。津田直さんの今の暮らしにも繋がる楽しいお話と、大画面に映し出される根室の風景をお楽しみください。

トークショー&スライドショー
日時:2018年3月24日(土) 14:00-15:30
会場 : POST  東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
参加費 : 無料 (予約制)

申し込み方法:
電話予約 VOSTOK labo 0153-24-0555 またはインスタグラムダイレクトメッセージにて

No.2 Work shop
獣毛や鳥の羽でアクセサリーをつくる

 

開催にあたって

人の生活の側で私たちと直接的にまた間接的に関わり合いながら共に暮らしているクマやシカや鳥。
彼らは美しい翼で空を飛び、今も雪が舞う森を闊歩している。
フライフィッシングはそうした動物の毛や羽を使って、虫や小魚の毛針を作り、新たな生命感を吹き込んで魚を釣る遊びです。
いにしえの人々は空から俯瞰して眺める目を、強靭な体を、森を駆け抜ける疾風を身につけようと、彼らの毛や羽でアクセサリーを作っていた。
野生動物や自然との距離が開きつつある今の生活に、同じ時に生きる彼らの輝きをアクセサリーやブローチにしてみませんか?

 

ワークショップ
日時:2018年3月25日(日) 13:00〜   /   16:00~(約2h)
会場 : POST  東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
参加費(材料代込み・飲み物付き):2,500円

申し込み方法:
電話予約 VOSTOK labo 0153-24-0555 またはンスタグラムダイレクトメッセージにて

◼︎ブローチ・ピアス・イヤリング から選択
◼︎ドリンク付き

[Talk Event] 2018/3/30(金) モルテン・ランゲ(Mårten Lange)x 川内倫子

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、スウェーデン人フォトグラファーのモルテン・ランゲ(Mårten Lange)来日に伴い、川内倫子をゲストに招いたトークイベントを開催いたします。

(c) Mårten Lange

1984年生まれ、現在はベルリンを拠点とするモルテン・ランゲは、スウェーデンとロンドンで写真を学び、一貫した世界観でのモノクロによる作品を数多く発表。
これまでにイギリスの出版社「MACK」やフランスの出版社「Études Books」から作品集を刊行、過去には自身で出版社「Farewell Books」を主宰(2007-2010)し、自身の作品集だけでなく日本人を含む様々な作家の作品集を手掛けるなど、作家活動の初期から出版に対する興味を強く持つ写真家です。

2007年に「Farewell Books」より刊行した作品集「Machina」は、アメリカ人現代美術家のエド・ルシェ(Ed Ruscha)の目に留まり、作品集に収録された全ての作品が彼のコレクションとして所蔵されるなど、作家からも高い評価を得ているランゲ。
今回のトークイベントにゲスト登壇となる川内倫子もランゲの作品に興味を持つ写真家の一人で、昨年にアメリカの老舗写真集専門オンラインストア「Photo-eye」で企画された「The Best Books of 2017」にて、ランゲの最新作品集「The Mechanism」(MACK刊) を選書しています。

Photo-eye「The Best Books of 2017」/ 選者:川内倫子
http://blog.photoeye.com/2017/12/2017-best-books-rinko-kawauchi.html

Mårten Lange「The Mechanism」(MACK)
https://www.twelve-books.com/collections/all/products/the-mechanism-by-marten-lange

トークイベントでは、ランゲ自身によるこれまでの作品のプレゼンテーションを混じえながら川内倫子との対談を行い、イベント後にはサイン会を開催いたします。

プロフィール

モルテン・ランゲ | Mårten Lange

1984年、スウェーデン生まれ。Gothenburg大学(スウェーデン)とFarnham大学(イギリス)で写真を専攻。近著に『Another Language』(MACK, 2012)、『Citizen』(Études Books, 2015)、『The Mechanism』(MACK, 2017)がある。ハンブルグとベルリンのギャラリー「Robert Morat | Galerie」に所属し、自身もベルリンを拠点とする。
https://martenlange.com

 

 

 

 

 

 

 

川内倫子 | Rinko Kawauchi

1972年、滋賀県に生まれ。2002年に『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。著作は他に『AILA』(2004年)、 『the eyes, the ears,』『Cui Cui』(ともに2005年)、『Illuminance』(2011年)、『あめつち』(2013年)などがある。主な個展に「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears,」カルティエ財団美術館(2005年・パリ)、「AILA + the eyes, the ears,」ハッセルブラッド・センター(2007年・イエテボリ、スウェーデン)、「Semear」サンパウロ近代美術館(2007年・サンパウロ)、「Cui Cui」ヴァンジ彫刻庭園美術館(2008年・静岡)、「照度 あめつち 影を見る」(2012年・東京都写真美術館)、「Illuminance」(2015年・KUNST HAUS WIEN GmbH、ウィーン)、「川が私を受け入れてくれた」(2016年・熊本市現代美術館)ほか多数。2017年に最新作『Halo』を刊行。
http://rinkokawauchi.com

 

 

 

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トークイベント
日時:2018年3月30日(金) 19:00 - 20:30(受付は18:30スタート)
会場:POST 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3-1F
登壇者:モルテン・ランゲ(Mårten Lange)、 川内倫子
企画:twelvebooks
要申込
定員:35名
参加費:1,500円 / 1ドリンク

ご参加をご希望の方は post@post-books.jp まで
・お名前
・お電話番号
・参加人数
を明記のうえお申し込みください。

[Talk Event] 9/19(火) ベク・スンウ(Seung woo Back) × 川内倫子

Added on by Yusuke Nakajima.

2017年秋、韓国の「IANNBOOKS(イアンブックス)」より、現在POSTにて展覧会を開催している韓国の写真家ベク・スンウと、川内倫子との共著[Compostion No.1 Seung Woo Back x Rinko Kawauch]が刊行される運びとなりました。

これに伴いPOSTでは、本書のブックローンチを記念してベク・スンウ×川内倫子のトークイベントを開催いたします。

トークイベント
日時:2017年9月19日(火) 18:30 - 20:00(受付は18:00スタート)
登壇者:ベク・スンウ(Seung woo Back) 、 川内倫子
要申込
定員:35名
参加費:1,500円 / 1ドリンク

ご参加をご希望の方はpost@post-books.jpまで
・お名前
・お電話番号
・参加人数
を明記してお申し込みください。

[Exhibition] THE STUDY OF NEW HEAD DESIGN by Tomihiro Kono

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この度POSTでは、ヘアスタイリストとして世界で活躍する、河野富広の作品集[HEAD PROP studies 2013-2016]の刊行に合わせた展覧会を開催します。

河野富広は、ヘア表現の延長線上に《ヘッドプロップ》という新たなジャンルを確立し、頭のデザイン表現の可能性を試すべく独自の道を切り開いてきました。河野にとってオリジナリティのあるhead prop designを創り出すことは、純粋に作品制作に対する情熱であり、表現に対する飽くなき探究心の表れでもあります。

今回の展示は、河野富広の作品集「HEAD PROP studies 2013-2016」の出版にあたり、約20年のキャリアの中でも2013-16年の作品に焦点を当て、渋谷・東の(PLACE) by methodと連動しながら二つのギャラリーで完結するプレゼンテーションをいたします。

本展では河野が制作したヘッドピースのインスタレーションを軸に、ポスター、写真の展示販売、過去の実験的ショートフィルム上映、また本書のダミーブックをあわせて展示いたします。普段は主にランウェイというステージであらわれるヘッドピースの実物を間近に見られること、また彼の制作プロセスを垣間見ることができる貴重な機会です。
ぜひ足をお運びください。

(PLACE) by method x POST 連動企画
会期:8月1日(火)-8月26日(土)
※日曜日、お盆8月11日(金)-16日(水)は閉廊
時間:12:00 〜19:00
会場:(PLACE) by method
   150-0011 東京都渋谷区東1-3-1 カミニート#14
https://goo.gl/6LC68X

 

写真集概要
Tomihiro Kono [HEAD PROP studies 2013-2016]
著者:TOMIHIRO KONO
出版日:2017/04/01
出版社:Konomad Editions
発行部数:500部 + limited editions
ページ数:232ページ
価格:7,600円+税

展覧会
会期:2017年8月17日(木) - 8月27日(日)
時間:12:00 ~20:00
会場:POST

 

トークイベント
日時:8月18日(金) 18:30 - 20:00
ゲスト:山田遊(method)
要申込
定員:35名
参加費:500円 / 1ドリンク

ご参加をご希望の方はpost@post-books.jpまで
・お名前
・お電話番号
・参加人数
を明記してお申し込みください。

 

クロージングパーティー
日時:8月26日(土) 18:00 - 20:00

© konomad editions

略歴
河野富広
1980年 愛媛県生まれ。
美容師として約10年間日本でヘアカットの技術を磨く傍ら、結髪の手ほどきを受ける。
2007年渡英。セッションヘアスタイリストとして、 海外のファッション誌やアート誌を手がけながら、ヘッドプロップ アーティストとして注目を浴び、様々なアーティストとコラボレーションを行う。
2010年9月、ロンドンファッションウィークにて自身プロ デュースによる初のhead prop collectionのパフォーマンスショーを行い、Dazed & Confused, Another, Viceなど多数のメディアに 注目される。
2011年NEWS WEEK JAPAN世界が尊敬する日本人25人の一人に選ばれる 。
2013年よりニューヨークに拠点を移す。
JUNYA WATANABE Comme des garçon 2014AW-2016AW レディス、メンズ合わせ計9回のショーのヘ ッドデザインを手がける。
2017年4月にHEAD PROP の本を出版するにあたり、konomad editionsというindependent publisherを立ち上げ、
その本はVOGUE (ITALIA, PARIS,USA),10 magazine, Dazed & Confused,
Another, Document Journal, Office magazineなどで注目を浴びる。

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海外メディアのインタビュー・記事一覧

VOGUE USA
VOGUE ITALIA
VOGUE PARIS
INFRINGE
ANOTHER
DAZED & CONFUSED
10
DOCUMENT JOURNAL
METAL
MUSE
OFFICE
NR
TUSH

[Exhibition] 川内倫子写真集[Halo]通常版:予約受付

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川内倫子写真集[Halo]、通常版の先行発売分が完売いたしました。
本展会期中には、ご予約にて承ります。
なお、9月上旬にはお渡しできる見込みです。

<予約特典>
■川内倫子サイン入り
■7/16(日)開催の、クロージングトークイベントの参加費が無料(通常 1,500円)

詳しくは店頭にてお問い合わせください。

[Talk Event] 川内倫子写真展[Halo] クロージングトークイベント

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現在POSTと森岡書店の2店舗で開催中の川内倫子写真展[Halo] に際して、クロージングトークイベントを開催する運びとなりました。

川内倫子写真展 Halo クロージング・トークイベント
川内倫子 x 濱田祐史 x 森岡督行(森岡書店) x 中島佑介(POST)

日時:7月16日(日)14:00~(受付13:30)
会場:森岡書店
参加費:1500円(川内倫子写真集『Halo』を、森岡書店もしくはPOSTにてご予約の方は参加無料)

※要予約(電話にて承ります)
 森岡書店 03-3535-5020

[Book Signing & Talk event] Dayanita Singh

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2017年5月20日から東京写真美術館で展覧会がスタートする、世界で最も活躍の著しい写真家であるダヤニータ・シン。POSTではSteidl社より刊行された彼女の新作「Museum Bhavan」の出版に合わせ、ブックサイニングとトークイベントを開催します。

*書籍概要はこちら

Dayanita Singh [Museum Bhavan]

イベントスケジュール
開催日:2017年5月21日(日)
ブックサイニング:16:00〜17:00
トークイベント:18:00〜19:30(参加費無料 / 定員35名・要予約、当日は17:30より受付開始いたします)

トークイベントの参加をご希望の方は post@post-books.jp まで
・お名前
・お電話番号
・参加人数
を明記の上、お申し込みください。 

Dayanita Singh
 ダヤニータ・シンは1961年ニューデリー生まれ。1980年-1986年にアーメダバードの国立デザイン研究所、1987年-1988年にはニューヨーク写真国際センターで学ぶ。 ボンベイのセックスワーカーや児童労働、貧困など、インドの社会問題、富裕層やミドル・クラスをテーマとした作品群を発表、これまでにベネツィア・ビエンナーレやシドニー・ビエンナーレなどの国際写真展、サーペンタインギャラリー(ロンドン)やモダン・アート美術館(フランクフルト)など、世界各国で展覧会を開催している。
 展覧会と同様に、出版は重要な表現手段であると捉えており、Steidl社とのコラボレーションで刊行されてきた写真集は、写真を発表し鑑賞するための実験場となっている。
http://dayanitasingh.net/

[Exhibition] 飯沼珠実 / 三つ目の建築 - 書籍、住居そして森

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この度POSTでは、写真家の飯沼珠実の初となる作品集「建築の建築 - House of Architecture」の刊行を記念し、展覧会「三つ目の建築 - 書籍、住居そして森」を開催いたします。

©Tamami Iinuma

通学路となった上野の森には、ル・コルビュジエの日本で唯一の建築作品、国立西洋美術館がある。それに向かい合う位置に前川國男の東京文化会館がある。前川國男は、ル・コルビュジエの弟子で、国立西洋美術館建設をサポートし、またその新館を手がけた。その先を進むと、木々の隙間から、ダークトーンの赤紫色をした煉瓦の積み重なりが見えてくる。これが、わたしが上野の森で一番好きな前川國男の建築作品、東京都美術館だ。東京都美術館が、わたしの日常的な風景に在りはじめて、この建築の姿やかたちだけではなくて、呼吸のリズムや内包する熱量のようなもの、上野の森との関係性、特に森との距離感の調律に気を惹かれるようになった。森がみせる多様な表情、毎日の天気や日差し、流れる季節と繰り返す樹木の繁茂と落葉、そういった森の営みと、とても密接に関わり合っているようなのだ。そして樹木たちも、前川建築を背景に嬉々として、舞でも舞っている様子にみえてくる。東京都美術館は、上野の森の住人なのだと感じるようになった。もうひとつ興味をもった感覚は、この建築が自分の目にどう映るかが、毎日の自分の気分や状態の指標、心鏡のような存在になりはじめていたことだ。うれしいことがあった日には輝きが増してみえた。何度目をこすって霞んでみえる日には、自分の緊張や抱えているプレッシャーに気がつかされ、森の中で深呼吸をした。また挑戦の日には、拝むような気持ちでみつめては、背中を叩いてもらったような気になっていた。ひとによってはそれが、食べるものであったり、着るものであったりするのだと思う。いつものコーヒーをいつも以上に味わい深く感じたり、逆に味を感じることすら忘れてしまう日もあるように。
(飯沼珠実「建築の建築」より)

©Tamami Iinuma

平凡な建築を捉えた平凡な写真はしばしば社会学に近づいていく。家、納屋、ガソリンスタンド、工場などの記号的表象から、大都市がもたらす気持ちの空虚感、郊外の大型ショッピングモールの異常な消費活動の現場などが描かれる。一方で特別な建築は、しばしば著名な建築家によってつくられている。特別な写真というのは、被写体に選ばれた建築と写真で描き出された建築が<Win-WIn>の関係に到達している写真だ。バーバラ・カステン、ハイディ・シュペッカー、エレーヌ・ビネそして飯沼珠実といったアーティスト(不思議と全員が女性アーティストだ)が切り取るイメージに共通するのは、その建築作品の(すでに)芸術的な側面から、また別のコンテキストを紡ぎ出そうとするアプローチだ。「(他なる)建築の顔」を浮き彫りにした写真といえる。建築に詳しいひとならば、彼女たちが選んだ被写体が誰の建築作品であるかはすぐに分かるだろう。それでもなお彼女たちの写真を通して、わたしたちはその建築の知らなかった顔をみることができる。またその建築を知っている知らないに関わらず、その建築を訪れるという身体的な経験に置き換わることのない、”建築の経験”がもたらされるのだ。
(ティボ・ドゥ・ルイテ「(他なる)建築の顔」より)

©Tamami Iinuma

本展は、写真集「建築の建築 - House of Architecture」から抜粋した作品とインスタレーションから構成される展覧会です。 ぜひご来場ください。

会期:2016年1月30日(土)〜2016年2月18日(木)
■オープニングレセプション:2016年1月30日(土) 19:00〜21:00
■トークイベント
日時:2016年2月3日(水)19:30〜(19:00会場)  ※要予約
参加費:500円
ゲスト:鈴木理策(写真家)
会場:POST  
   150-0022 東京都渋谷区恵比寿南 2-10-3 / 12:00 - 20:00 月曜休

<トークイベント申込方法>
定員に達しましたので、お申込を締め切らせていただきました。

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作家略歴

飯沼珠実(Tamami Iinuma)
東京都生まれ。2013 年より東京芸術大学大学院博士後期課程、2014 年よりシテインターナショナルデザール・パリにて、 都市建築と書籍の相関をテーマに研究制作活動に取り組んでいる。
http://www.tamamiii.com/

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写真集概要



写真集「建築の建築 - House of Architecture」(POST刊)
写真:飯沼珠実
プロジェクトディレクション:大西洋 (shashasha Co.,Ltd. 代表)
アートディレクション:田中義久
執筆:大島忠智 (IDÉE バイヤー)、ティボ・ドゥ・ルイテ (建築家、キュレーター)、
富永譲 (建築家、法政大学名誉教授)、飯沼珠実 (アーティスト)
仕様:182mm x 230mm / 80 ページ / フルカラー
予価:3,600円 + 税

[Talk Event] Lecture by Experimental Jetset

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12/12(土)に、オランダのグラフィックデザインスタジオExperimental Jetsetによるトークイベントを開催します。

トークイベント
2015年12月12日 18:30 - 20:00 (開場18:00)/要予約 ※お申し込みは締め切らせていただきました
レセプション
2015年12月12日 20:00〜21:00 予約不要、参加無料

Experimental Jetsetは1997年にマリカ・ストルク(Marieke Stolk)、アーウィン・ブリンカーズ(Erwin Brinkers)、ダニー・ファン・デン・ダンゲン(Danny van den Dungen)によって設立されました。

主な仕事にニューヨークのWhitney Museumのサイン計画や、アムステルダムのStedelijk Museum CSのサイン計画、ポンピドゥー・センターやオランダの郵便グループPTT、サンフランシスコのSFMoMAの仕事など、国際的に活躍している、オランダを代表するデザインスタジオです。

今年の9月に、彼らのモノグラフ[Statement and Conter Statement  Notes on Experimental Jetset]が出版されました。576ページのペーパーバックには、1997年以降に手がけてきた代表作がカラーと白黒図版で350図版以上収録されています。また本の中盤には、これまでのインタビューやfacebookなどで発言をしてきた彼らの考えがキーワードごとにまとめられ、作品と思考の両方から、Experimental Jetsetのデザインについての理解を深めることができる書籍になっています。

※書籍に関する詳細はこちらよりご覧ください。

12月にマリカ、アーウィン、ダニーの3人が来日し、この作品集の出版記念としてトークイベントを開催します。3名によるレクチャーが日本で実現する貴重な機会、ぜひご参加ください。

Lecture by Experimental Jetset
2015年12月12日(土)18:30 - 20:00 (開場18:00)
参加費:500円(当日会場にて現金のみ承ります)
会場 POST
要予約 定員35名   ※定員に達しましたので、お申し込みを締め切らせていただきました。

イベント終了後の20:00からはレセプションパーティーも開催いたします。こちらはどなたもご参加可能です。お誘い合わせの上ぜひご来場ください。

 

Experimental Jetset

1997年に設立されたグラフィックデザインスタジオ。アムステルダムを拠点としている。「言葉を物質化する」と彼らが表現する方法論を用い、印刷物やサイト・スペシフィックなインスタレーションを手がけている。アムステルダム市立美術館やポンピドゥーセンター(パリ)、ホイットニー美術館(ニューヨーク)など、国際的に活躍する。2007年には、Experimental Jetsetの仕事の多くがニューヨークのMoMAに収蔵されている。

http://www.experimentaljetset.nl/

[Talk Event] Lars Müller at POST

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スイスを代表するデザインブックの出版社、Lars Müller Publishers(ラース・ミュラー・パブリッシャーズ)の設立者・Lars Müller氏によるトークイベントを開催します。
彼が出版社を始める前のエピソードから、出版社を立ち上げてからの話など、Lars氏がどのようにデザイナー/ブックメーカーとして辿ってきたのか、インタビュー形式の対話のなかで話していただきます。

なお、POSTの店頭ではLars Müller Publishersの出版社特集を開催中です。
アイディアがつまった良質なタイトルを手に取りながら、ぜひこの機会に彼の深部に秘められた一面にも目を向けてみてください。

【登壇者】
Lars Müller(ラース・ミュラー)
ラース・ミュラーは1955年にノルウェーのオスローに生まれ1963年からスイスに移住、その後はスイスを拠点としてきた。若い頃からグラフィックデザ インの道を志し、スイスでの修行時代とアメリカ/オランダへの留学を経て、1982年にスイスへ戻りその年にはバーデンにデザインスタジオを構えた。 1983年からは自身の名前を冠した「Lars Müller Publishers」を立ち上げ、タイポグラフィー、デザイン、アート、写真、建築などに特化した出版活動をスタートしている。
1996年からは多分野にわたってデザインを担うデザイングループ「インテグラル・コンセプト」のパートナーとして、また現在はAGI(国際グラフィック連盟)の会長を務めるなど、デザイン界における重要なポジションを担っている。
http://www.lars-mueller-publishers.com/

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【トークイベント】
ゲスト Lars Müller
聞き手 中島佑介(POST)
日時 2015年11月13日(金) 20:15-21:45 (開場 20:00)
会場 POST
定員 35名 / 要予約
参加費 1,000円(ワンドリンク付/当日会場にて現金のみ承ります)

申込方法>
予約は営業時間中(火〜日曜日 12:00〜20:00)にお電話(03-3713-8670) 、
またはe-mail post@post-books.jpまでご連絡ください。

メールでのご予約の際は、
■お名前
■お電話番号
■ご参加希望人数
を明記の上お申し込みください。

定員に達した時点でお申込を締め切らせていただきます。

Talk Event [Patterns in Nature] Yuji Hamada x Philippe Fragniere

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10/14、19時30分より、現在開催中の展覧会「Patterns in Nature」に合わせ、濱田祐史とフィリップ・フラニエールによるトークイベントを開催します。

日時:2015年10月14日(水) 19:30~21:00 (18時から開催されるオープニングレセプションに引き続き開催します)
ゲスト:濱田祐史、フィリップ・フラニエール
定員30名、参加無料、要申込

参加ご希望の方はpost@post-books.jpまで、メールの件名に「10/14トークイベント参加申込」とご記入いただき、お名前、お電話番号、お申込人数をお送りください。

[talk event] 濱田祐史 x ホンマタカシ トークイベント 「写真と画像について」

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現在開催中の展覧会[C/M/Y]の関連イベントとして、濱田祐史とホンマタカシ氏によるトークイベント「写真と画像について」を開催します。
お誘いあわせのうえご参加ください。

【トークイベント】
日時:2015年9月4日(金) 19:00~20:30 (開場 18:30)

ゲスト:濱田祐史、ホンマタカシ
司会:永井雅也(IMA CONCEPT STORE)
※定員30名/要申込
参加費 500円(当日現金でお支払いください)

※9/4(金)更新:おかげさまで満席となりました。ありがとうございます。
 ご参加される方、会場でお待ちしております。

[talk event] 黒田潔: Water(ゲスト / method 山田遊)

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この度、POST では、イラストレーター/デザイナー黒田潔の新作シリーズ「Water」の展覧会開催にあわせて、トークイベントを開催いたします。お誘いあわせのうえご参加ください。

©Kiyoshi Kuroda All Rights Reserved

【トークイベント】
ゲスト 黒田潔/山田 遊(method)
日時 2015年8月7日(金) 19:00-20:30 (開場 18:30)
会場 POST 
定員 35名/入場無料・要予約

申込方法>
予約は営業時間中(火〜日曜日 12:00〜20:00)にお電話(03-3713-8670) 、
またはe-mail post@post-books.jpまでご連絡ください。

メールでのご予約の際は、
■お名前
■お電話番号
■ご参加希望人数
を明記の上お申し込みください。
定員に達した時点でお申込を締め切らせていただきます。

[Exhibition] 北井一夫写真集「抵抗 カラー補足版」出版記念イベント

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この度、POSTでは、写真家・北井一夫の写真集「抵抗 カラー補足版」の出版にあわせて展覧会を開催します。

©Kazuo Kitai

 

私の写真は「抵抗」を撮ったことからはじまった。
写真集「抵抗」は12枚のカラー写真を使いたかったが、経済的理由からモノクロームになってしまった。私は「抵抗」が未完成だという気持ちを持ち続けていた。未完成だった「抵抗」を完成させたくて、この「カラー補足版」を作ることにした。

北井一夫

©Kazuo Kitai

1964年11月7日、当時20歳だった北井は、アメリカ原子力潜水艦横須賀寄港に反対した全学連の闘争を撮影しました。写真をやめようと決心してから一年以上も高温多湿な場所に放置したモノクロームのフィルムを用いて、その劣化をマチエールに見立てて撮影を敢行したのだと言います。学生たちの社会への反抗の姿は北井自身の写真の秩序への反抗と結びつき、それを写真に定着できるかという実験の好機となりました。被写体はピンボケでカメラも手ブレ、フィルムは粗粒子でザラザラなうえに擦り傷だらけ…模範的な写真とは対照的な出来映えでしたが、それは北井にとって思い通りの良い仕上がり。これをもとに写真集を作ろうと決心し、今度は横須賀基地周辺にある米兵相手のバー街をネガカラーで撮影しました。
本来は、モノクロームで学生たちのデモと機動隊、カラーで横須賀バー街にたむろする米兵たち、と対比を繰り返すページ構成を想定していました。しかし制作費が足らず、結局翌65年に全ページがモノクロームだけの印刷で初めての写真集「抵抗」を自費出版しました。
それから半世紀が経ちました。当時の横須賀基地の街を撮ったネガカラーはいままで一度もプリントされることはありませんでした。2015年の節目にあたり、ようやく本来の色付きの写真集「抵抗 カラー補足版」が完成しました。

会場では、写真集「抵抗 カラー補足版」を先行販売するほか、モノクローム作品の展示販売をいたします。
なお、会期中にはトークイベントも開催しますので、お誘い合わせのうえご来場ください。

協力 ZEN FOTO GALLERYshashasha

©Kazuo Kitai

【展覧会概要】
会期 2015年6月25日(木)~6月30日(火)
時間 12:00~20:00
会場 POST

 

【トークイベント】
ゲスト:北井一夫/東方輝(2手舎
日時:2015年6月28日(日) 18:00~19:30(開場 17:30)
会場:POST
定員40名、要予約、入場無料

 <申込方法>
予約は営業時間中(火〜日曜日 12:00〜20:00)にお電話(03-3713-8670) 、
またはe-mail post@post-books.jpまでご連絡ください。

メールでのご予約の際は、
■お名前
■お電話番号
■ご参加希望人数
を明記の上お申し込みください。
定員に達した時点でお申込を締め切らせていただきます。

©Kazuo Kitai

【作家略歴】
北井一夫(きたい かずお) 1944年12月26日 中国鞍山市に生まれる。
1965年 日本大学芸術学部写真学科中退。
1972年 日本写真協会新人賞を受賞。
1976年 第1回木村伊兵衛賞を受賞。

【写真集概要】
北井一夫作品集3「抵抗 カラー補足版」
発行者:北井一夫
発行所:KAZUO KITAI FOTO INSTITUT
写真・構成:北井一夫
デザイン:石山さつき
協力:ZEN FOTO GALLERY
印刷:株式会社東京印書館 295mm x 295mm カラー13ページ 限定151部/サイン・ナンバー入り
価格:20,000円+税