[Exhibition] 角田純 / SOUND AND VISION

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、角田純の作品集『SOUND AND VISION』(torch press)の刊行に合わせた展覧会を開催します。

RAIN I DON'T MIND..., 2017©︎Jun Tsunoda

RAIN I DON'T MIND..., 2017
©︎Jun Tsunoda

『SOUND AND VISION』は、抽象絵画を描き続けてきた角田純の次なる表現である、約20年に渡って制作された、文字にまつわるドローイング作品を集めた一冊です。文字を用いて絵画を描く、さまざまな文字の特性を融合して書を描く、そして書を崩したタッチを筆跡に残しドローイングを描くなど、複数の表現に通底しているものは、プリミティブな「文字」を自由に表現へと置き換えるアプローチです。

「文字」は言葉を生みます。ここではフェルナンド・ペソア、エミリー・ディキンソンなどの詩人たちや、芭蕉や種田山頭火などの俳人、さらに角田が影響を受けた多くの音楽家、芸術家のオマージュとして、彼らにまつわる言葉を描いています。

書道やアラビア文字、グラフティカルチャーなど、国境を越えさまざまな文字のスタイルを取り入れ、さらにはタイポグラフィと絵画の間を行き来するような、ジャンルを横断した表現形態。そこから形態はハーモニーへと、筆跡はイマジネーションへと変わり、「音と幻影」が生まれ出します。

刊行を記念し、東京のPOSTと鹿児島のNEW ALTERNATIVEにて個展を開催いたします。ぜひご高覧頂けましたら幸いです。

 

プレスリリース ダウンロード

JESUS IS..., 2006
©︎Jun Tsunoda

【展覧会】
角田純『SOUND AND VISION』
会場:POST
   150-0022 東京都渋谷区恵比寿南 2-10-3
会期:2017年4月18 日(火)〜5月7日(日)
   12:00 ~ 20:00 月曜休
レセプションパーティー:4月21日(金) 19:00〜21:00

【巡回展】
会場:NEW ALTERNATIVE(鹿児島)
会期:2017年5月27日(土)〜

【書籍概要】 
※2017年4月中旬発売予定

SOUND AND VISION
角田純
デザイン:竹廣 倫
仕様:A4 判 / コデックス装 / 136P
言語:日本語 / 英語
定価:2,800円+税
ISBN:978-4-907562-10-6 C0071
発売年 : 2017
出版社 : torch press

*展覧会に合わせてオリジナルドローイング付きの
スペシャルエディションを限定販売致します。

 

【作家略歴】

角田純 / Jun Tsunoda

1960年愛知県に生まれる。多摩美術大学卒業後、「角田純一」名義で 1980年代から広告・出版業界でアートディレクターとして活動し、グラフィックデザイナーとして高い評価を得る。2000年代半ば以降、画家としての活動を開始し、ライフワークとして描いてきた絵画作品の他、水彩や コラージュ、シルクスクリーンなど、さまざま素材を使いながら、音楽的感覚が溢れる豊かな色彩と描線を描き出す。2009年、作品集『Cave』をフォイルより刊行。2012年、川村記念美術館でのグループ展「抽象と形態:どこまでも顕れないもの」に参加。主な個展に「Dust to Dust」(2016年、 CLEAR EDITION & GALLERY)、「When it’s short distance between the moon and Mars.」(2016年、ギャラリートラックス)、「如意樹」(2010年、FOIL GALLERY)などがある。

[Exhibition] 日日盃盃 ワイン & スピリッツ100

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この度POSTでは、大和プレスから刊行された書籍「日日盃盃(ひびはいはい) ワイン & スピリッツ100」の刊行に合わせた展覧会を開催します。

ワイン、コニャック、ウィスキー、リキュール…。古来から世界各地では様々なお酒が実に多様な方法で造られてきました。本書では、膨大なお酒のコレクションを持つ著者の鈴木美和が、18世紀初頭から現代にかけて造られ、時代をまたいで保存されてきた洋酒のなかから100点をセレクトし、それぞれの味わいや特徴だけではなく、造られた時代の様相やお酒にまつわる歴史、逸話とともに紹介しています。

「酔狂」な情熱とともに繊細に綴られるエッセイは、お酒を楽しむ最良の道案内となるに留まらず、お酒を通して見ることができる魅力的な文化の姿を伝える内容となっています。また、本書の特徴とも言えるのが鷹野隆大、春木麻衣子、石川竜一、武田陽介ら現代を代表する写真家たちが撮影をした写真が図版として用いられ、アートブックとしての魅力も備えた書籍になっています。

本展では、書籍のために撮影された写真群よりセレクトしたオリジナルプリントを展示、書籍とセットになったスペシャルエディションとして販売いたします。ぜひご高覧ください。

©清水穰 Minoru Shimizu

【展覧会】
日日盃盃 ワイン & スピリッツ100
会期:2017年4月7日(金)‒ 4月16日(日) 12:00 ‒ 20:00 月曜休
会場:POST
   150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
URL:www.post-books.info
オープニングレセプション:2017年4月9日(日) 18:00 ‒ 20:00

【展示作家】
石川竜一
大島成己
清水穰
鷹野隆大
武田陽介
春木麻衣子


【書籍概要】
著者:鈴木美和
発行所:株式会社大和プレス
発売元:YKG publishing
デザイン:原耕一(TROUT)
仕様:上製本 w185 x h276 mm / 本文263P
定価:3,240 円(本体 3,000 円 + 消費税)

協力:YKG

[Exhibition] Fernando Casasempere

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この度POSTではチリのアーティスト、Fernando Casasempere(フェルナンド・カサセンペーレ)の展覧会を開催します。

Name; Tectonic Plates
Photographer; Michael Harvey
Material; Porcelaine / stoneware and different minerals.
© Fernando Casasempere

カサセンペーレはスペインのバルセロナで彫刻を学んだのち、生まれ故郷であるチリのサンティアゴに戻り、チリや北米での展覧会を重ねながら国際的に活動の場を広げていきました。
1997年にはロンドンに制作の拠点を移し、現在まで活動を続けています。

カサセンペーレは粘土を成形し焼成するという、陶磁器制作における伝統的な原料や製造方法を用いながら、自然と生態学的問題へのコンセプチュアルなアプローチによる作品群を発表しています。
芸術と環境、彫刻作品が生み出される母体となる地球や文化との関係性を問う作品群は、ランドアートの流れを汲みつつ、ラテンアメリカやプレコロンビア期の芸術や建築などを文化的背景とした独創性の豊かな表現として評価されてきました。

Name; Tectonic Plates
Photographer; Michael Harvey
Material; Porcelaine / stoneware and different minerals.
© Fernando Casasempere

この度の展覧会は1992年ハラ ミュージアム アークにて開催の「チリ現代美術展」に出展以来、作家にとって日本における25年ぶりの展覧会となります。
会場のひとつとなるPOSTでは、カサセンペーレによるアーティストブック「RELAVE」と合わせ、「Tectonic Plates」と呼ばれる陶器の塊同士が衝突する小作品や作品制作におけるテストピースを展示します。

本展は渋谷ヒカリエ内「8/ ART GALLERY/ TOMIO KOYAMA GALLERY」にて、3月10日(金)‒ 4月3日(月)に開催のフェルナンド・カサセンペーレ展「痕跡ー記憶」との同時開催となります。

Name; Tectonic Plates
Photographer; Michael Harvey
Material; Porcelaine / stoneware and different minerals.
© Fernando Casasempere

【展覧会】
Fernando Casasempere
会期:2017年3月11日(土)‒ 4月2日(日)12:00 ‒ 20:00 月曜休(祝日の場合は通常営業)
会場:POST 150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
URL:www.post-books.info
オープニングレセプション:2017年3月11日(土) 18:00 ‒ 20:00
後援:チリ大使館 With the support of Embassy of Chile in Japan

 

【作家略歴】
Fernando Casasempere(フェルナンド・カサセンペーレ)
1958年生まれ、サンディアゴ(チリ)出身、現在はロンドン在住。
バルセロナで彫刻を学んだのち、1980年代から国際的に展覧会を開催。
最近の個展はサマセットハウスの中庭を一万本の陶器の花で埋めつくした「Out of Sync」(Somerset House / ロンドン、2012)、「Falla Ideologico」(Museo de Arte Contemporaneo / サンティアゴ、2012)「、Bricks and Mortar」New Art Center Roches Court、ソールズベリー、2011)など。2016年にはサンティアゴのチリ国立美術館で大規模な個展「Mi Andadura」を開催している。
彼の作品はビクトリア&アルバート博物館(ロンドン)Museu Nacional de Bellas Artes(サンティアゴ)などの美術館にコレクションされている。
http://www.fernandocasasempere.com

 

Name; RELAVE
Text Enrique Walker. Edited and designed by Malgosia Szemberg Edition of 500 Copies
© Fernando Casasempere

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【同時期開催】
フェルナンド・カサセンペーレ展「痕跡ー記憶」
会期:2017年3月10日(金)‒ 4月3日(月)11:00 ‒ 20:00 展覧会期中無休
会場:8/ ART GALLERY/ TOMIO KOYAMA GALLERY
150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8F
URL:http://www.hikarie8.com/artgallery/
オープニングレセプション:2017年3月10日(金)18:00 ‒ 20:00

© Fernando Casasempere

フェルナンド・カサセンペーレ展「痕跡ー記憶」では、 作家自身が「骨」と呼ぶ小さな陶片の集合体や、様々な作品を削り出した後の欠片を一つの作品として再構成した作品などを展示致します。
カサセンペーレは、 ロンドンに活動拠点を置きながらも、故郷であるチリで採れた土を使用しています。
銅の輸出大国であるチリでは、採掘により多くの鉱山が荒廃。深刻な環境破壊を引き起こしており、採掘後の破棄された土を用いたこれらの作品は、独特の密度と重みを持つのです。
この貴重な機会に是非ご高覧下さい。


Shell Midden
2012
porcelain, stoneware and different mix
h. 40×w. 38×d. 34 cm
(with the plinth: h. 145 × w. 48 × d. 49 cm, the piece is glued to the plinth)
photo by Michael Harvey

 

[Roma Publications] Shopping Bag / Brochure

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2016年11月より特集したRoma Publicationsのショッピングバッグとブロッシャーが入荷しました。

ショッピングバッグ
価格:1,000円+税
※配送費500円は別途ご負担いただきます。あらかじめご了承ください。

ブロッシャー裏面には、展開タイトルの一部について説明文(日本語)を掲載しています。
店頭に設置しているので、ぜひお手にとってご覧ください。

[Exhibition] 万代洋輔 / ”A Certain Collector B” Launch Exhibition

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このたびPOSTでは、Newfaveより刊行された万代洋輔の初の出版物「A Certain Collector B」のローンチエキシビジョンを開催します。

万代洋輔は1980年生まれの写真を主に扱う美術家です。
これまで「”Friday, September 9 - Friday, October 7, 2016”」(TARO NASU、東京、2016年)、「通行人間」(CAPSULE、東京、2015年)、「あばら骨しか信頼してないじゃないですか俺」(TARO NASU、東京、2014年)をはじめ、多くの個展を開催、グループ展に参加するなど、2000年代より積極的な活動を行っています。

万代の作品は朽ち果てた物を独自の感性で再構築し、写真に収めた『蓋の穴』シリーズがよく知られています。
人里離れた森などで不法投棄された物たちを一晩かけて組み上げ、朝の光でカメラに収めたこの作品は、その対象物の持つ不穏さや行為の孤独さとは裏腹に、どこかあっけらかんとしたユーモアを漂わせています。

untitled ( from the series "A Certain Collector B") type C print 2016
©Yosuke Bandai Courtesy of TARO NASU

初の出版物となる今作『A Certain Collector B』は、近年万代が取り組んでいる、道端に落ちている物を蒐集し、フラットベッドスキャナーの上で再構成したイメージ群で構成されています。
時に生物の死骸をも含むこれらのイメージは、スキャナーの発する光に照らされ奥行きなどのスケール感を失う代わりに、3DCGのモデリング画面のような浮遊感を伴った、新しい物質へと再生しているように見えます。

本書は架空の蒐集家である”B”のアルバムというコンセプトで制作されました。
極めて感覚的でありながら、同時に自身の行為を俯瞰して見る万代のバランス感覚を体現する一冊となっています。

エキシビジョンでは書籍の他、一点限りのスペシャルエディションのキーボックス、『コレクターB』プリント作品、アーティストグッズの展示販売をいたします。

untitled (from the series "A Certain Collector B") type C print 2016
©Yosuke Bandai Courtesy of TARO NASU

【展覧会】
万代洋輔 / ”A Certain Collector B” Launch Exhibition
会場:POST (150-0022 東京都渋谷区恵比寿南 2-10-3-1F)
会期:2016年2月17日(金) ~ 3月5日(日) 12:00 ~ 20:00 月曜休み
協力:TARO NASU

*オープニングレセプション:2月17日(金) 18:00 ~ 20:00
 

【書籍概要】 
A Certain Collector B
作家:万代洋輔 
デザイン:塚原敬史
仕様:B5 判変型 / 62P
定価:5,800円+税
発売年 : 2016年
出版社 : Newfave

 

【作家略歴】
万代洋輔 | Yosuke Bandai1980年 東京生まれ、東京にて制作活動。 
主な個展に 2016年「Friday, September 9 - Friday, October 7, 2016」TARO NASU 、2015年「通行人間」CAPSULE 、2014年「あばら骨しか信頼してないじゃないですか俺」TARO NASU 、2012年「病める万代、無類無敵の情熱」AI KOWADA GALLEY 、グループ展に2017年「シルバニアファミリービエンナーレ2017」XYZ collective 、2016年「囚われ脱獄、囚われ脱獄」statements 、2015年「Continuous Temporality Vol.2 『Mortal』」gallery COEXIST-TOKYOなど。 
その他に「Super Open Studio NETWORK」や「Ongoing Collective」の活動にも参加している。
今年の2月には、初の出版物「A Certain Collector B」をNewfaveより刊行。そのローンチエキシビジョンをPOSTにて開催。10月には、愛知県美術館 APMoA Project, ARCHにて個展を開催予定。

 

※万代洋輔へのインタビュー
http://post-books.info/news/2017/2/14/interview-yosuke-bandai

謹賀新年2017

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2017年のPOSTの営業は、本日1/5(木)よりスタートしました。

旧年中には、多くの方々に足をお運びいただき、また気にかけていただきありがとうございました。
本年も皆さまにとって素晴らしき一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

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明日1/6(金)から1/15(日)の間、年末まで開催しておりましたエレナ・トゥタッチコワ写真展「In Summer: Apples, Fossils and the Book」を再構成して、会期延長いたします。
(詳細:http://post-books.info/news/2016/12/21/exhibition-elena-extension

年明けでご多用とは存じますが、どうぞお誘い合わせのうえおいでください。

[Exhibition]エレナ・トゥタッチコワ / In Summer: Apples, Fossils and the Book: 会期延長&展示替えのお知らせ

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この度、エレナ・トゥタッチコワ「 In Summer: Apples, Fossils and the Book」の会期を、ご好評につき展示替えして延長することとなりました。
別会場で展示していた映像作品「In Summer, With My Dinosaurs」を中心に、POSTの空間を再構成してお贈りします。
新作の映像作品を見逃してしまった方にも、じっくりとご覧頂ける機会となります。ぜひ新年にご高覧下さい。

©Elena Tutatchikova

エレナ・トゥタッチコワ「In Summer: Apples, Fossils and the Book」会期延長&展示替え

会場:POST (150-0022 東京都渋谷区恵比寿南 2-10-3)
会期:2017年1月6日(金) ~ 1月15日(日) 12:00 ~ 20:00 月曜休み(祝日は通常営業)

©Elena Tutatchikova

[Information] 2016年12月〜2017年1月 年末年始営業の日程

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日頃より弊店・POSTに関心をお寄せいただきありがとうございます。
2016年12月〜2017年1月の年末年始営業は以下のとおりです。

2016年12月29日(木)まで         通常営業(12:00-20:00)
2016年12月30日(金)〜2017年1月4日(水)   年末年始休業(終日閉店)
2016年1月5日(木)より           通常営業(12:00-20:00)

皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げます。

[Exhibition] エレナ・トゥタッチコワ / In Summer: Apples, Fossils and the Book

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このたびPOSTでは、エレナ・トゥタッチコワの初写真集『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』(torch press)の刊行に合わせた展覧会を開催します。

©Elena Tutatchikova

モスクワ出身で東京在住のエレナ・トゥタッチコワ。『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』はトゥタッチコワが幼少期の記憶をテーマに、ロシアの自然に囲まれて暮らす兄妹たちのかけがえのない夏の日々を、美しい風景とともに2009年から継続的に撮りためてきた作品群です。ロシアには夏の期間、祖父母が住む田舎の家や、「ダーチャ」と呼ばれる自然の家で過ごす習慣があり、寒い冬が訪れる土地で、夏という季節は特別な意味を持ちます。そして太陽が輝く夏がいつの間にか始まり去って行くように、あどけない少年少女たちも知らず知らずのうちに成長し大人になっていきます。そんなささやかな、けれど誰もが経験するであろう変化を、“林檎が落ちる音”という言葉が暗喩しています。刹那的でありながら懐かしく、記憶の奥に柔らかく触れる写真たち。国境を越えた普遍的な感性によって、清々しい一冊が生まれました。

POSTでは、今夏撮影し、写真集にも収録されている新作「Treasures」と、写真集から選んだ作品とともに展示します。

――林檎が木から落ちた、それだけのこと。木にいたときも誰の目にも触れず、落ちても草の中に隠れたままの小さな林檎。その音だけがいつまでも記憶に残った。アーニャが11歳になった年の夏の終わり、彼女の髪の毛が一番長く伸びた8月のことだった。(あとがきより抜粋)

©Elena Tutatchikova

©Elena Tutatchikova

【展覧会】
エレナ・トゥタッチコワ「In Summer: Apples, Fossils and the Book」
会場:POST (150-0022 東京都渋谷区恵比寿南 2-10-3)
会期:2016年12月9日(金) ~ 29日(木) 12:00 ~ 20:00 月曜休み

*オープニングレセプション:12月10日(土) 18:00 ~ 20:00

【関連イベント】
記憶をめぐる詩の朗読&トークイベント
ゲスト:エレナ・トゥタッチコワ、ぱくきょんみ、須永紀子、乙益由美子
日時:2016年12月20日(火) 18:30 ~ 20:00(開場 18:00)
会場:POST  / 参加費無料・要予約
トゥタッチコワの作品を通して、3人の詩人たちが詩を朗読します。
その詩を通して、トゥタッチコワとともに、写真の作品世界に触れていきます。

参加をご希望の方は post@post-books.jp まで
・お名前
・お電話番号
・参加人数を明記の上、お申し込みください。 

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【同時企画】
エレナ・トゥタッチコワ「In Summer, With My Dinosaurs」
会場:nani (151-0063 渋谷区富ヶ谷 1-43-12 suyama design 1F)
会期:2016年12月3日(土) ~ 18日(日) ※営業日は土日 12:00 ~ 18:00
子どもたちの夏の冒険を撮った新作映像「In Summer, With My Dinosaurs」を、写真作品とともに展示します。

©Elena Tutatchikova

【書籍概要】 ※2016年12月中旬発売予定

林檎が木から落ちるとき、音が生まれる
エレナ・トゥタッチコワ 著
デザイン:須山悠里
仕様:A4 判変型 / 仮フランス装 / 72P

言語:日本語 /英語
定価:2,500円+税 ISBN978-4-907562-09-6 C0072
発売年 : 2016
出版社 : torch press

※プリント付きスペシャルエディションを販売します。
写真集 + 六ツ切 1 枚 + 特装函 / ed.20 / 予価 25,000円+税 〜 

 

【作家略歴】
エレナ・トゥタッチコワ/ Elena Tutatchikova
1984年、モスクワ生まれ、東京在住。モスクワでクラシック音楽や日本の歴史を学んだ後、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻で学ぶ。自然と人間の関わりや文化的現象を通じて、人間の記憶がどのように形成されるかに関心を抱き、地域のリサーチを重ねることで土地や個人の物語を採集し、写真、映像、音、テキストによるインスタレーションとして構成している。主な展覧会には、個展「After an Apple Falls From the Tree, There is a Sound」POETIC SCAPE(東京、2015)、東京写真月間「To the Northern Shores」MUSEE F(東京、2015)、グループ展「はじまりのしじま“In the Beginning, Silence was Always Silence”」Takuro Someya Contemporary Art (東京、2015)、茨城県北芸術祭(2016)等がある。 

[Exhibition] A-chan /Salt’n Vinegar

Added on by Yusuke Nakajima.

このたびPOSTでは、A-chan [Salt’n Vinegar]の刊行に合わせた展覧会を開催いたします。

写真集" Salt’n Vinegar "は、2011年から2014年にかけて彼女の日常を写し撮った作品がまとめられています。
彼女の雄弁かつ静かな感性は、普段そこにあるもの、蛇口から水が出たり、道を行き来する人、スーパーマーケットの棚、捨てられたポテトチップスの袋などへ小さな美しさを見出します。
"うまくいかないことがあって、厚い雲の中をクロールしてる期間、裏庭の老人と話したり、公園へ散歩に行った。その日々がストーリーになった。でももしかしたら瞬きした一瞬の想いかもしれない。"
モノクロ写真とカラー写真で構成された"Salt’n Vinegar "は、前作、2012年Steidlから出版されたカラー写真集" VIBRANT HOME "、モノクロ写真集"OFF BEAT"の集大成といえます。
日本では5年振りとなる彼女の新作をぜひ会場でご覧ください。

会期:2016.11.18 (Fri) - 12 . 04 (Sun)
Open 12:00 - 20:00 月曜休
オープニングレセプション: 11.18 (Fri) 19:00 - 21:00

トークイベント:
11.19 (Sat) 18:30 - 20:00 (開場 18:00)
ゲスト/佐内正史
参加費/1,000円 要予約
参加をご希望の方はpost@post-books.jpまで 
・お名前
・お電話番号
・参加人数
を明記の上、お申し込みください。

Artist Profile
日本で生まれ育つ。佐内正史のアシスタントを経て、1998年、雑誌やCDジャケットなどコマーシャルの仕事と並行し、自身の制作活動を始める。以後、東京、ニューヨークのギャラリーで作品を発表する。
2007年、ニューヨークに移住。同年から現在まで、Robert Frankのアシスタント兼プリンター、エディターとして "Tal Uf Tal Ab" (2010)、 "Pangnirtung" (2011) 、 "You Would" (2012) 、"What you have seen" (2015) などに携わる。

[Feature] Roma Publications

Added on by Yusuke Nakajima.

本日11/5(土)より、オランダ・アムステルダムを拠点にする出版社・Roma Publications(ローマ・パブリケーションズ)の特集がスタート。
今秋に刊行された最新刊を始め、約60タイトル超が並びます。
ぜひお手にとってご覧ください。

[Exhibition] PLETHORA MAGAZINE EXHIBITION

Added on by Yusuke Nakajima.

この度POSTでは、デンマーク、コペンハーゲン発のアートマガジン「PLETHORA MAGAZINE」(プレソラマガジン)の展示を開催します。

本雑誌は、70×50cmという雑誌の概念を覆す規格外のポスターサイズ。さらに記録的文章から慎重に吟味しながら、現代芸術家を取り上げる異色の編集内容、ファインアート、ヒンドゥー教寺院の伝統的な印刷技術に対する深い情熱から生まれた出版物です。デジタルプリントが急速に進む現代において、慎重に選定されたコンテンツの数々は、写真やアートワークの良さを最大限に生かすため、内容に合わせて異なる紙と印刷手順を踏み製作されています。「PLETHORA MAGAZINE」は雑誌という枠に収めることができない完成度で、まさに芸術作品と呼ぶに値する作品です。

今回の展示ではすでに絶版となっている1号から最新号の4号まで、全てが揃います。世界のクリエイターから注目を集まる本誌を、ぜひ会場でご覧ください。

©PLETHORA MAGAZINE

会場:POST
   東京都渋谷区恵比寿南2-10-3-1F
   T 03 3713 8670
   W http://post-books.info
会期:2016年10月28日(金)-11月13日(日) 
時間:12:00-20:00 月曜休
[PLETHORA MAGAZINE 公式サイト] http://www.plethoramag.com/

Talk Event [OTANI NIEUWENHUIZE]

Added on by Yusuke Nakajima.

現在開催中の大谷臣史とオランダ人写真家のヨハン・ニューウェンハウゼによるコラボレーションプロジェクト[OTANI NIEUWENHUIZE]、展覧会最終日にアーティストトークを開催します。

このトークでは、大谷とニューウェンハウぜの二人がトランザクティブ・メモリー(対人交流的記憶)を基本とした本プロジェクトの成り立ちについてや、日蘭のデュオとして編集を通じ狭窄を成立させていくプロセス、今日のオランダの写真のシーンについてなどを話します。

世界の中でも、現代写真文化の中心地となっているオランダで活躍してきた二人によるトークセッション、ぜひご参加ください。

 

登壇者:大谷臣史/ヨハン・ニューウェンハウゼ
聞き手:中島佑介(POST)

日程:2016年10月23日(日)
時間:18:00開場/19:00-20:30
定員:30名
参加費:無料
要予約

参加をご希望の方はpost@post-books.jpまで

・お名前
・お電話番号
・参加人数

を明記の上、お申し込みください。

[Traveling Exhibition] 津田直[IHEYA・IZENA]写真展:D&DEPARTMENT 4店舗巡回

Added on by Yusuke Nakajima.

2016年8月〜9月にPOSTでスタートした津田 直写真展[IHEYA・IZENA]が、同時期に開催されたD&DEPARTMENT OKINAWAののち、ソウル・北海道・福岡へと巡回します。

[IHEYA・IZENA]  © Nao Tsuda 2016, Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film

【巡回展会期】

D&DEPARTMENT SEOUL by MILLIMETER MILLIGRAM (ソウル)
会期 2016年10月7日(金)~11月6日(日)
時間 11:30-20:00(月曜定休)
リンク https://goo.gl/chhsx6
*トークイベント
 日時 2016年10月7日(金)20:00スタート
 参加費 15000ウォン

D&DEPARTMENT HOKKAIDO by 3KG(北海道)
会期 2016年10月15日(土)~11月6日(日)
時間 12:00-20:00(月曜定休)
リンク http://www.d-department.com/jp/archives/shops/35802 
*トークイベント
 日時 2016年10月15日(土)18:30スタート
 参加費 1000円(要予約)

D&DEPARTMENT FUKUOKA (福岡)
会期 2016年11月17日(木)~12月18日(日)
時間 11:00-20:00(水曜定休)
*トークイベント
 日時 2016年11月下旬開催予定  (※トークイベントお申込み、詳細は追って公開いたします。)

※巡回展の概要、トークイベントの日程やお申込などの詳細はこちらからご覧ください。

[Exhibition] 大谷臣史 / ヨハン・ニューウェンハウゼ [OTANI NIEUWENHUIZE]

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このたびPOSTでは、日本人写真家の大谷臣史とオランダ人写真家のヨハン・ニューウェンハウゼによるコラボレーションプロジェクト[OTANI NIEUWENHUIZE]を開催します。

2016年9月30日(金)〜10月23日(日)
12時〜20時 月曜休
オープニングレセプション:9月30日(金) 19時〜21時
アーティストトーク:10月23日(日) 18時30分開場 19時〜20時30分

大谷とヨハンは、互いの仕事における共通点や違いに強い結びつきを感じています。街の中を歩き、本能的に、続けざまに撮影をするスタイル、および自らのアーカイブを使用し、様々な街や時間の写真を組み合わせるという取り組み方が共通している一方、二人は異なる概念や興味を持ち、大谷は記録という観点から撮影し、ニューウェンハウゼは対照を抽象的に表現する、という特徴の違いがあります。

両者は写真を言語として捉えます。彼らが興味をもっているのは真実を明かすことや一面的な話を伝えることよりも、毎回異なる解釈ができるようなストーリーを伝える方法です。ある人は作品の中にユーモアや美を見出し、またある人は馬鹿馬鹿しさを見出す。それを意識的に感じ取る人もいれば、無意識に感じ取る人もいるでしょう。[OTANI NIEUWENHUIZE]は二人のアーティストの間に生まれた言語あるいは通用語と考えることができます。

哲学者アンディー・クラークとデイヴィッド・チャーマーズの交換記憶(transactive memory)理論によると、二人組みで作業をすると、個人でそれぞれ作業をした時よりも大きな集合的記憶が生まれるそうです。友達同士で旅をするかのように街を歩き回ることで、両者は物事を無意識に、断片的に記憶し、残りのことは相手が覚えているだろうという感覚を抱きます。大谷臣史とヨハン・ニューウェンハウゼは、同じ時に同じ対象物を撮影することで両者の間に生まれる集合的記憶を探るのです。

二人のアーティストはOTANI NIEUWENHUIZEプロジェクトを通し、自らが観光客に扮し、文化が「消費」される場所を撮影することで日蘭の文化や文化観光に触れます。オランダではアムステルダムにある国立美術館、南部にあるテーマパーク・エフテリング、日本では太宰府天満宮、出島、長崎の旧オランダ商館を、さらに日蘭両国の文化を象徴する長崎のハウステンボスを撮影します。

現地では二人での撮影と単独の撮影を交互に繰り返します。二人は個人の視点で空間を読み解きながら撮影を行い、各所を調査します。このようにして、その場所に対する集合的記憶が生まれるのです。そして写真を選定することで作品に新たな意味が宿り、最終的なフォルムが完成します。さらに両者の写真を組み合わせることで、見る者が解釈し、独自のストーリーを生むための新たな文脈やスペースが作品に与えられるのです。

出版物は5冊のマガジンから成り、そこでは二人による写真の編集が重要な役割を持っています。オランダの撮影箇所はニューウェンハウゼが、日本の撮影箇所は大谷が、そしてハウステンボスに関しては両者が共に監修を行いました。

大谷とニューウェンハウゼの目標は、このプロジェクトを通してアーティストとしての視野を広げることです。他者からの意見やアイディアに耳を傾けることで、自らの仕事やその方法について自問します。

このプロジェクトは、彼らにとって一種の「遊び」でもあります。一方の写真家が写真を見せ、もう一方が連想するイメージを頼りに答えます。カードゲームでは最高の手札をすぐに見せないのと同じで、彼らの「遊び」の結末、つまり二人が共有する視覚的記憶も時間をかけて徐々に構築されていきます。そこには力強い作品と、両者のイメージの間に生まれた対話の記録、および解釈のための新たなスペースが生まれます。

プロジェクトツアーはアムステルダムの写真フェアUnseenと代官山フォトフェアでのブックプレゼンテーションから始まり、恵比寿POSTでの個展ののち、福岡・太宰府天満宮宝物殿での個展、パリのブックフェアOffprint Paris、アントワープのIbasho Galleryでの個展とArt Rotterdamへの出展へと続いていきます。

日本では初となる発表の場に、ぜひご来場ください。

津田直フィールドワークシリーズ外函、不良品の交換について

Added on by Yusuke Nakajima.


2014年からlimArtから刊行してきた津田直によるフィールドワークシリーズ完結に合わせ制作した外函ですが、初回納品分の一部に不具合がございました。現在、再制作に向けて準備を整えております。


すでに外函をお持ちのお客様には、交換のご対応をさせていただきます。交換の方法は以下の通りです。

1店頭での交換
すでに受け取られている函を、POSTの店頭までお持ち下さい。不具合のない外函に交換をいたします。

2配送での交換
店頭にお越しいただくのが難しい場合は、配送での交換も承ります。件名を「津田直BOX SET外函交換依頼」としていただき、e-mailアドレスpost@post-books.jpまで、郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号をおしらせ ください。 ご配送時の送料は無料です。

上記の方法いずれの場合も、交換は10月下旬から順次ご対応させていただきます。
先にご購入いただいた皆さま、店頭で外函をお受け取りくださった方々にはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。

ご不明な点がございましたらpost@post-books.jpまでお問い合わせくださいませ。

担当:中島